いつかマンガにするかもブログ
縁もゆかりも無い村に移って4年間暮らした結果(日高町八代地区)
この日高町八代地区は車の走る音がしないからめちゃくちゃ静かで、
村づきあいが適度にあります。
これは年齢にもよると思いますが44歳の私には最高の環境でした。
なぜ年齢によると思うかというと、
同じ自分でも20代の時にこの環境にいたら
この何もないところでこんな老後みたいな暮らしをしてていいんだろうか⋯(汗)
と焦って不安になっていたはずだからです。
若いときはいろんなところで好きなことに取り組んでいたらいいと思います。
とはいえこの暮らしが40代全員のQOLを爆上げできるかと言ったらそうではないと思います。
そこで
- この暮らしがどんな人に向いているのか?
- 村づきあいとか実際どんな感じなのか?
について個人的な感想を書いてみます。
この暮らしがどんな人に向いているのか?
あくまで個人的にですが、以下の人にはこんな暮らしが楽しめると思います。
- 静かなところで暮らしたい
- スーパーはちょっと離れてても大丈夫
- 日役、消防団、総会、お祭りなどなどの村づきあいは平気
このへんが基本的なところになると思います。
3つ目が苦手な人は多いかもしれませんね。
加えて下記の項目に当てはまるとより快適かもしれません!
- パソコン1台あったら仕事できるなどの自営業さん
- フットワークが軽く移動が苦じゃない
「静かに暮らしていたらずっと幸せ!」
とはきっとならなくて、結局いろんなところに行きたくなります。
でもそれはどこに住んでいてもおんなじですよね。
それよりも同世代の人が近所に少ないので、
頻繁にお友だちに会おうと思ったら移動が苦な人にとってはちょっと大変かもしれません。
村づきあいとか実際どんな感じなのか?
これは私が暮らしている日高町八代に限定した話になりますが、
めちゃくちゃ「ちょうどいい」です!
- 日役(参加必須)・・・年に2、3回
- 総会(参加必須)・・・年に2、3回
- お祭り(参加必須)・・・年に2回
こんな感じの割合で、それぞれ2〜3時間程度です。
お祭りはもうちょっと長いかな?
これに加えて下記のようなこともあります。
- 消防団(加入は任意。加入後は参加必須)・・・ポンプ点検(3ヶ月に1回)、操法大会(2年に1回)、初出式(1年に1回)、年末警戒(年末に2日間)訓練(立場によるけど1年に数回)、有事の際の出動
- 有志の集まり(任意)・・・餅つきやそば打ちなど
消防団の負担が大きいと思いましたか?
これは地域ごとに熱量が違うため、参加日数や拘束時間はまちまちみたいです。
ちなみにこの地域の消防団の熱量もまた「ちょうどいい」んです…!
メンバーにも恵まれているから、
むしろ消防団ちょっと楽しい。
来週年末警戒で集まるのも楽しみ。
有志の集まりというのもまた楽しいんです。
こちらは高齢の方ばかりですが、昨日は餅つきをやってきました。
日高町八代地区には『か行庵』という集いの場があって、
ここでそば打ち会や餅つき会などちょっとした集まりをやります。
小屋を建てたり薪ストーブを設置したり、
自分たちでなんでもできちゃうからすごいし本当に楽しそうです。
昔ながらの丁寧な暮らしを体験できてこころ豊かな時間を過ごすことができます。
この日はみんながもち米を持ち寄って、みんなのお餅をみんなで交代しながらつきました。
誰もが自分だけのことを考えず、「みんな」が前提になっているのがとっても心地良いんです。
消防団も同じで、何かあった時にみんなで集まって
いち早く対応する助け合いの仕組みだからとても有意義です。
自分は何もせず、困ったときだけ助けて欲しいというのは本来は成り立ちませんもんね。
とはいえ20代の頃は地域の付き合いが嫌すぎて
まさに自分勝手な考えを持って暮らしていました…。
人生のこり40年くらいかな??
山の近くで土に触れて助け合いながら、
わいわい楽しく暮らして生きていこうと思います。
この八代地区は空き家もあるし、
竹野方面・神鍋方面への近道、インターチェンジや空港も近くて実は快適なので
ぜひ移住もお待ちしてますー。
起業と農業と狩猟のお話しもまたいつか。